isakosanの働きたくない金魚日記

働きたくないので働かなくて済む方法を模索中です。

金魚ちゃんという名前の金魚ちゃん ②

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約5年間の沈黙を経て、2016年6月我が家へ金魚ちゃんを

お迎えする (そんなに壮大なことでもないのだが)

過去にも金魚は飼育したことはあったが、今回の子のような

いわゆる丸手の金魚を飼育するのは初めてのことだった

出目金みたいな、体型が丸っこい形の金魚だ

この丸手の金魚は普通の和金の金魚に比べて、水流に弱いだ

の、泳ぎが苦手なので和金との混泳はNGだの、転覆病にな

りやすいだの、気を付けることがやたら多い

根本的に体が丸っこくてヒレがビラビラ系なので

「泳ぎが苦手」って金魚としてど〜なの?って思うかもしれ

ないが、仕方ないのだ

人間の観賞用のために掛け合わされた結果なのだ

我が家に今いる しろちゃん って子はとにかく転覆する

ヒレが全体的に薄い?気がして推進力のかけらもない泳ぎ方

をする、その原因は美しすぎる尾ビレだろう

ヒラヒラのビラビラで大きな尾ビレは彼自身持て余している
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でも、ごめんね、やっぱりキレイだわぁ〜

こんなにキレイでも「琉金」って名前はもらえないのだ

3匹1000円の「まじり金魚」として世に流通している




そう、初めてお迎えした金魚も、その「まじり金魚」だった
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名前は、初めての金魚だったので安直に「金魚ちゃん」

赤と白がメインで墨を垂らしたようにきれいに黒が入ってい

る、ウロコは「透明鱗」と言われるもので、ウロコに光沢が

ない スケスケのウロコをしている

両目とも黒目で左側の目の上には眉毛みたいに墨が入ってい

る なんとなーくだが猫背?気味 気性は荒め とにかく美しい


金魚ちゃんを連れて帰ったその日から「水質問題」に直面す

何を思ったのか知らないが20センチのプラケースで金魚を

飼育していこうと思ったらしい(当時何で20センチのプラケ

ースを準備していたのか覚えていない)20センチと言う極狭

の環境でアクアリウム初心者が水質を管理できるわけもなく

日に日に金魚ちゃんの元気がなくなっていく

金魚の健康のバロメーターとも呼ばれる背ビレ

ピンっと立っていれば健康、ヘナっと閉じていれば何かしら

の体調不良のサイン

金魚ちゃんに毎朝挨拶する、背ビレはいつも垂れていて

底でじっとしている

明らかに健康ではない

ネットで調べてみると酷似しているものがある、それは

アンモニアによる水質の悪化」が原因によるもの

アンモニアは主に金魚のフンやら尿からなるもので金魚にと

っても毒なわけで、そんなものが充満している環境で健康で

いられるわけがない

水質を維持するためにろ過フィルターを設置するわけだが、

初めのうちろ過フィルターが使えるのは「物理ろ過」だけ

金魚のフンをフィルターを使って物理的に除去するって感じ

だ 今うちに必要なのは「生物ろ過」なるもの

アクアリウムをやっている人には耳にタコって感じだと思う

が、おさらい

アンモニア(毒 大)をとあるバクテリア亜硝酸(毒 中)に分解

し、さらにその亜硝酸をまた別のバクテリアが硝酸塩(毒 小)

へと分解して毒性の低いものへ変えていく 硝酸塩も蓄積し

ていくので「水替え」と言う作業によって排出して水槽の水

質を保っていくわけだ

うちに足りないのは「ろ過バクテリア」だ!

そんなの当たり前だ、YouTubeで予習はばっちりなのだから

約1ヶ月かかると言われている水槽立ち上げ(バクテリアが増

殖すること)を1週間に縮めて金魚を導入したのだから自業自

得である、被害を被ったのは金魚ちゃんなのだが…



新人アクアリストの秘密兵器「バクテリアのもと」を投入

これは賛否両論あるのだが、そのときは藁にもすがる思いだ

ったのであろう、お試しで付いてきたバクテリアのもと一袋

を全部投入してやった

この「バクテリアのもと」いかにも怪しい商品だ

効くって言う人もいれば全然効かないって人もいる

ちなみにだが、我が家にはどんぴゃだった!

バクテリアの種類が我が家の環境にぴったりだったのだと

思う

絶対立ち上がっていない水槽だったし、投入した次の日から

水はピカピカになった

そして金魚ちゃんもピンピンしているではないか

今回ばかりは「バクテリアのもと」様々であった

あのピカピカした水と金魚ちゃんのピンっと立った背ビレ

を見たときは本当に嬉しかったし奇跡としか思えなかった

水の大切さを改めて実感したときでもあった

私は金魚の体で一番好きなところはヒレで、特に背ビレ

やっぱり美しいってのが一番なのだが

美しい背ビレを見るためには金魚が健康でなければ見るこ

とができない、だから背ビレが一番好きなのだ

あのときの金魚ちゃんの背ビレは相当美しいものだった



次回「金魚ちゃん60センチ水槽へお引っ越し」
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金魚ちゃんという名前の金魚ちゃん

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2016年6月我が家へ初めての金魚をお迎えする

私は小さい頃から動物が好きだった

当時実家で飼っていたのは、お祭りの金魚たち、亀すくい

ミドリガメたち(亀すくいは金魚すくいの亀バージョン

このご時世、亀すくいなるものは絶滅してそうだけど)

あとはハムスター、誕生日プレゼントに父からもらった

ヒヨコ5羽だ

私には姉が一人いて亀担当はお姉ちゃんでその他は全て私が

お世話をしていた

ヒヨコをもらったときは本当に嬉しかった

フワフワ、ピヨピヨ、黄色くて、守らねばならない存在って

ヒヨコたちがアピールしているような、とにかく触りたかっ

た フワフワのモフモフでとにかく可愛い

「ヒヨコブームが間違いなく来るっ」直感するくらいだ!

(来なかったけど)

ヒヨコの頃は自分の部屋で飼育していたので、ヒヨコたち

の小屋なんかは段ボールで手作りしていた

外観にはこだわってみたりして窓やらドアやら無駄に丁寧

に作っていた記憶がある

当時からペットの観察日記をつけており(我が家のニワトリ

は家畜ではなくペット)大きく成長したニワトリちゃんたち

の写真をとっては現像してもらい母に買ってもらった

キャンパスノートに写真と日付と自分のコメントを付け加

えたりしていた 今でもしっかり残している(実家に)

こまめに画像として残しておくクセが今となって役に立つ

なんて、当時の自分GJ おかげで金魚ちゃんたちの出来事を

まとめて皆さんにお伝え出来ているわけだ


金魚ちゃんの話に戻そう

金魚を我が家に迎えた経緯なのだがきっかけはYouTube

ペットの動画をとにかく見漁っていて

なんでペットの動画を見漁っていたのかというと

上記にも記したとおり動物が好きだからだ

なぜ動画だけなのかというと

ペットはもう飼いたくないからだ

そう、彼らは必ず飼い主より先に死ぬ

あの悲しみ、あの後悔

それはもう経験したくなかった

そんな思いで最後のペットであるスノーホワイトが亡くな

ったときから約5年間、生き物と関わることはなかった

上京に就職というタイミングもあったけど

ホームセンターとかで生き物を眺めていると

「可愛いなぁ〜欲しいなぁ〜………でも死ぬしな」って感じ

で「飼おう」という行動まではおこせなかった……

だがしかしっ

そんな私がだっ 満を時してこの賃貸アパートに水槽を立ち

上げると言っているのだ、よっぽどの思いなのだ


いつものようにYouTubeを見ていて

普段みていたのはわんちゃんねこちゃん

そのころ金魚とかは特段興味があったわけではなく

アクアリウム」なんて言葉も知らなかったくらいだ

動画を見進めていると「どういう関連でこの動画?」とい

う動画にたどり着いたりする

きっかけはまさにそれで、とあるYouTuberにたどり着き

そこから派生して どんどんどんどんのめり込んでいった

アクアリウムは「沼」と言われることもあるらしい

はまると抜け出せない

まさに私は動画を見ているだけでその感覚に陥り

知識だけが増えていく

実践してみたいという意欲が日々募る

ええいっままよ!

2016年6月アクアリストの端くれが生まれた瞬間でもあった

アクアリウムの知識はYouTubeで得たつもりだったが

知識と実践ではまったくの別物で

頭の中では分かっていても行動に移せなかったり、妥協し

たりして、なあなあで進めてしまい後悔する

私の場合は水槽が立ち上がるのに約1ヶ月かかると言われて

いるのを分かっているのに、待てず、立ち上げ1週間の新規

水槽に金魚をぶちこむ

水槽のサイズも、初心者は水量の多い水槽がオススメとい

われているのを分かっているのにも関わらず20センチの

プラケースをわざわざ購入して金魚をぶちこむ

意味不明である

何で分かっているのに実行できないのか

時間とか金銭面に余裕が無かったのなら始めから生き物に

手を出さなければいいのに

あの頃の自分に言いたいこと

「水槽は大人しく60センチを用意しておけ、のちのち金魚

増やすはめになるんだから、てゆーかあんたそのあと60セ

ンチ水槽4本追加してるんだから、なんで始めケチってんの

飼育水もちゃんと作ってから!水槽に水入れて約1ヶ月

フィルター回しとけばそれで終るんだから、待つんだよ

アクアリウムは 待つ ことが大切だよ 焦ってもなんもいいこ

とないからねっ」

「あと金魚にあんまり構いすぎても、金魚にとっては

ストレスだからね」

と、言いたいところだ

次回からはいよいよ我が家の「金魚ちゃん」について

書いていこうと思うよっ
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ベストオブショット金魚ちゃん
ちなみにちゃんと60センチ水槽用意しました

金魚の風邪 白点病④

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ふらっと立ち寄ったホームセンターで一目惚れしてしまった

金魚を買って帰ってしまい白点病バイオハザードを引き起こ

してしまった話の続きです。


我が家に元々いた子たち60センチ本水槽4匹のまじり金魚、

30センチガラス水槽の琉金1匹、そして今回のニューフェイ

ス2匹のまじり金魚と1匹の朱文金である。

どうやら観察期間が短すぎたようで時期尚早にニューフェイ

ス金魚たちを本水槽に移してしまい、いじめられ、ストレス

フルの状態になり抵抗力の低下から白点虫爆繁、白点病にな

る。本水槽からニューフェイス金魚たちを元いた45センチ

トリートメント水槽に戻すも時既に遅し。

本水槽の金魚たちにも白点を確認。

この時「ついでに合流させちゃえ作戦」に巻き込まれた

30センチガラス水槽の琉金にも、もれなく白点がつく。

3本の薬浴水槽が誕生した瞬間であった

早速治療を始めていこうではないか

まずは一番被害のある45センチトリートメント水槽からだ

個体差はあれど本当に全員に白点がついている

こんないかにもネットとかに載ってそうなお手本みたいに

きれいに白点がついているのは始めて見た

特に酷かったのはオレンジ色の金魚ちゃんである

次に白色の金魚ちゃん次が朱文金といったところだ
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(ちなみに上の画像は病気になる前です)

やっぱり朱文金として売られてたくらい血が濃い?と言えば

いいのか犬で言えば血統みたいな?病気に強かったりするの

だろうか?治りが一番早かったのもこの朱文金だった

(犬だったらミックスのほうが強いなんて言われるけど)

とにかく治療だ

私が使ったのは定番のグリーンFリキッドと呼ばれる

お魚専用のお薬だ ホームセンターでも金魚や熱帯魚を販売

しているところなら大体置いている定番中の定番だ

その薬と併用するのをオススメされているのが

「塩水浴」と言われるもので 要は金魚を飼っている水に塩

を入れる という昔ながらのやり方だ

そういえば実家でも金魚(和金)を飼っていたのだが、調子の

落とした金魚を洗面器かなんかに移して祖母がおもむろに

大量の塩を入れていたのを思い出した

復活したかどうかは定かではないが、この治療法は本当にあ

よく言われているのが0.5%の塩水浴

浸透圧の関係で塩の濃度をそれくらいにしてやると 金魚の

浸透圧調整の援助が出来て 体力の温存が出来る

浸透圧調整に持ってかれるエネルギーを病気の治療にまわせ

る という具合だ

あと塩には殺菌効果もあるらしいのでそちらにも期待して

お薬との併用が進められている(薬によっては塩水浴NGも

多々あるので薬の注意書きは隅からすみまで読むべきだ)

薬浴と塩水浴との併用を始めるわけだが

薬も塩も適量一気に入れれば後はOK と言うわけにはいかな

徐々にならしていく必要がある、特に塩

薬は気持ち少しずつ入れればいいかな?って思っているが

塩に限っては1日に何%あげてくかってレベル

私は2日で0.5%にしましたね、人によっては早過ぎたり

遅すぎたりするんでしょうけど、我が家の金魚たちは耐えて

くれました

ついにお薬を入れていく45センチトリートメント水槽に

グリーンFリキッド約25ml 我が家にはちょうどいいサイズの

シリンジが各種あったのでそれを使用

シリンジがちょうど家になくて今すぐ必要って場合(普通は

ない)ホームセンターのアクリル板売場に行けばあるはず

アクリル板の接着剤をシリンジに入れて使うらしく一緒に陳

列されていることが多々ある

薬を入れて塩水濃度も0.5%にしヒーターは元々入れていた

ので、水温の急激な変化の心配もなし、金魚たちには申し訳

ないが薬浴中は基本エサ切りなので ただただ堪え忍んでも

らうしかない

塩水の劣化は早い できれば塩浴中は水全替え 劣化した塩水

を水槽に残さないのがベストらしいが 金魚の移動は私に

とっても金魚たちにとっても負担になる

水替えの頻度は3日に1回、金魚たちの背ビレが水面から出

ない浅さまで水を抜き、約10リットル入るバケツに

水温を合わせた水、カルキ抜き材、塩50g、グリーンFリキ

ッド約10mlを入れてよく撹拌 、サイフォンの原理を使って

少しずつ水槽に水を入れていく

これを3本分3日に1回やっていく

塩は金魚を飼うにあたって必要になるので「漬物でもつける

のか?」レベルの5キロの塩を持っているから安心だったが

お薬がすぐに無くなってしまう、結構高かったりする

我が家に元々あった100mlの薬は最初の投薬で無くなり

初めて200mlの薬を買ってきた

多分最終的には200mlを1本使いきって2本目を少し使ったあ

たりで薬浴が終わった気がする

薬浴中はそっとしといてあげたい私は基本薬浴中は水槽に

バスタオルなんかを掛けて外界から遮断してやる

バスタオルの掛かった水槽が3本

実に異様な光景である

この光景は約2週間ほど続く、それにはわけがあって

白点虫の繁殖サイクル?みたいなものの関係で

金魚の体についた虫と白点虫の卵には薬は一切効かないから

だ 薬が効くタイミングというのが金魚の体から離れて浮遊

しているタイミング なんでもそのサイクルが5〜7日ごとに

訪れるらしい、なので念のために2週間の薬浴

金魚についてる白点もそれ自体が虫とか何かではなくて

白点虫にイタズラされてできた出来物みたいな感じだ

なので水替えのときに気付くのだが特にトリートメント水槽

(底砂を敷いていないため)金魚からポロポロ落ちた白点が

転がっている、それを吸い取ってるとき「あぁ治ってきてる

んだな」と思うが そこで投薬を止めると白点病は終わらな

い 白点虫のサイクルに合わせて何とか2週間続けてみて欲し

い この水替えの作業はとても楽とは言えない

でもみるみるよくなっていく金魚たち

長い時間をかけて育ててきたバクテリアはほぼ全滅したが

金魚たちはなんとかこの白点バイオハザードを乗り切ってく

れた

一番被害甚大だった45センチトリートメント水槽の画像し

かなくて 60センチ本水槽や30センチガラス水槽の金魚ちゃ

んたちも頑張ったのだが、それどころではなかったのだろう

記録に残していない

とにかく45センチトリートメント水槽の子たちの記録しか

ないのだが最後に復活劇を見てやって欲しい

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これはこのブログ冒頭の画像とまったく同じ
とにかく一番酷い時期 ちなみに5月18日

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尾ビレを見てもらうとわかりやすい
白点が取れてきている
顔の辺りをみて欲しい黒ずんでいる
多分「白雲病」の治りかけ この黒ずみは人間でいうかさぶた みたいなものらしい

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白点はほぼ取れてきた 5月20日

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ここまでくれば安心だろう
実は45センチ水槽をついたてで3等分して分けていた
それぞれ個室のようにしていたのだが
この頃にはついたても撤去しているので そろそろ終わりが見えてきたところだろう 5月25日

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薬も抜けて
これで普段の生活に戻ることが出来た
エサも与えている頃だと思う
オレンジの金魚ちゃんのかさぶたが何とも痛々しい限りだ
6月4日

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ここまでキレイになりました
ちょびヒゲみたいで可愛い ちなみに6月25日

本当によく頑張ってくれた

約1ヶ月に渡る白点病バイオハザードとの激闘

最後は駆け足になってしまったが

これから金魚を飼おうと思っている人、飼っているけど白点

病を発生させたことがない人、白点病経験者

いずれかの人のお役に立てたら幸いです

金魚飼育にはこんな一面もあるんだなぁ〜程度で構いません

ので、病気は発生させないのが一番です

そのためには日々の観察をおこたらず早期発見早期治療です

病気さえしなければ金魚は長いパートナーになってくれます

よきアクアライフを

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました

それでは次回の記事でお会いしましょう

ごきげんよう
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金魚の風邪 白点病③

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ふらっと立ち寄ったホームセンターにて一目惚れしてしまっ

た金魚を衝動買いしてしまい何の準備もないまま我が家へ

迎えた話の続きです


毎日水替えを実施して7日目くらいたったころ

「早く本水槽の金魚と合流させたい!」

「やっぱり毎日水替えは大変だったかもな」

と言う思いがつのり始める

毎日水替えの何が大変なのかというとなんとなく予想はでき

ると思うが

水槽の水を4分の3ほど抜き、新しい水を入れるわけだが

水温を合わせる カルキを抜く それから水槽に水を入れる

文字に起こしてみると我ながら楽そうだなと思ったが

これを毎日、仕事帰りにするとなると骨の折れる作業だ

それに毎日水替えしなくてよい、いわゆる「立ちあがった」

本水槽が我が家には既にあるのだ

根性なしの私は揺らぎつつある

まぁそんなこんなで「毎日水替え」を2週間くらい続けて

金魚たちの様子も元気そうだし、病気の発生も確認されない

我が家の環境にもそろそろ慣れたころあいだろ

「よしっ本水槽に合流だっ!」


本水槽には4匹の金魚がいる
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全員まじり金魚でほぼ同じ時期に同じホームセンターから

購入した 一番最初の金魚は赤と白の更級っぽい金魚

まぁ〜この子の気性が荒い 後から追加した3匹も合流させる

ときはかなり気をつかった

全く新しい水槽に先に3匹を入れてから最後に更級金魚を入

れる、ようは「新入りはお前だから大人しくしろよ」って

意味合いで順番に気をつかったかたちだ

でもどうやらそんなのお構い無しで更級金魚は新入り3匹を

執拗に追いかけ回した…

「もう止めてあげてよぉ〜」

隔離も考えたが、金魚も疲れるのだろう30分くらいで終わ

った やっと一緒に泳ぐ仲間ができたね

完璧に飼い主のエゴなのだが、金魚が何となく暇そうで笑

上部フィルターからの吐水口に向かってずーっと泳いでいる

のを毎日見てると心配になるものなのだ

合流させてからは吐水口に向かって泳ぐのも止めてくれたし

他の金魚とも仲良くやっているようだ

餌をあげるとお互い小突き合ってたりして、穏やかな食事

って感じではないがなかなか可愛いものだ


この落ち着きを取り戻した本水槽へ新入りを合流させるのだ

1匹、2匹、3匹と間髪入れず入れていく

追いかけられるのは分かっていたので

群れて逃げるシマウマのごとく、どれを狙ったらいいか分か

らない状態にしたかったのだ

最初は「えっ何?」ってリアクションだったのだが

追いかける追いかけるとにもかくにも追いかける

気性の荒らさは伝染するのか、それとも本能なのか更級金魚

以外の子たちも追いかけ回す

見てられなかったがどこかで「そのうち疲れて終わるはず」

と希望的観測で様子を伺っていた

にしても追いかけ回しが激しすぎる

新入り金魚たちはすっかり疲弊して水面にプカプカ浮かんで

いる「これは無理だな」そう判断して本水槽から元いた

トリートメント水槽へ戻す

この日はこれで中止して金魚たちにはゆっくり休んでもらお


次の日、昨日の出来事がよっぽどストレスをあたえたのだろ

うトリートメント水槽の3匹の金魚に白点が確認される

「やってしまった」

薬浴生活のスタートである。

白点病の原因は大体が外部からの持ち込みである

ということは3匹に白点病の虫が付いていて今までは病気に

対抗できる十分な体力があったから金魚の体に付いてても繁

殖できなかっただけで、ストレスにより免疫力が低下して

虫が増殖して白点病になった、と言うことだ

ということは本水槽にも白点虫が持ち込まれた可能性が高い

それはマズ過ぎる…

白点病が発生すると薬を水槽に入れて金魚を治していくのだ

が、白点虫に効く薬は水質を良質に保ってくれるバクテリア

にも効く、全滅はいかないまでも水質には大ダメージで

今まで通りのろ過サイクルは破壊される

だからって金魚だけ隔離して治療するスペースは、もう我が

家にはない だから本水槽で薬浴するしかないのだ

万が一本水槽で白点病が確認されたら私は本水槽をリセット

するつもりだ(リセットとは水槽を0に戻すって感じ、水も

全部捨てて、フィルターも丸洗い、底砂も丸洗い、もー

全部丸洗いで立ち上げしなおしだ!ちなみに水槽立ち上げに

は約1ヶ月かかると一般的には言われている)


嫌な予想は当たるもので

本水槽の金魚1匹に白点を確認

全員に感染してないのは体力の差なのだろう

このまま白点虫が爆増して他の3匹に寄生する前に

本水槽に薬を入れる

ろ過は機能しないのでフィルターは外してしまおう

この時点で立ち上がっていない水槽が2本に増えたのであっ

ちなみに蛇足中の蛇足だったのだが

実は我が家には30センチガラス水槽で飼っている1匹の琉球

もいるのだが
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以前に本水槽合流に失敗していて(例のごとく鬼のように

追いかけ回されて)今回の新入り合流に紛れさせて合流させ

ちゃおう作戦だったのだが…

ご存知の通り今回も失敗

そしてもれなくこの子も白点虫をもらうのであった

60センチ本水槽、45センチトリートメント水槽、30センチ

ガラス水槽 3本の水槽の薬浴生活がスタートしたのであった

白点病バイオハザードの幕開けである




次回からは白点病の治療過程


金魚の風邪 白点病②

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「金魚の風邪 白点病」の続きになります。

ホームセンターにふらっと立ち寄って一目惚れしてしまった

まじり金魚を3匹買って帰って来てしまった

ちなみになぜ1匹じゃなくて3匹なのかと言うと

3匹で1000円だったからで、とてもリーズナブルだからだ

でも実際選んで店員さんに金魚を取ってもらうとき

ぶちぶちの綺麗な金魚も一緒に混じって泳いでいたので

「しめしめ、この子は私がゲットだぜっ」と思いながら

店員さんに「そのぶちの子も下さい」と伝えると

「あっこの子は朱文金になりますので、1匹で780円になり

ます」

780!?

今でも覚えてるこの数字

それでもいいか?と確認をされ了承

内心「ですよねぇ〜」と思いながら

3匹で1000円というセット価格も破綻して

朱文金1匹とまじり金魚2匹を単品で購入

見た目で選んだ3匹だったので仕方あるまい。

そそくさとホームセンターを後にする


帰宅してすぐに水槽の準備を始める

購入してきた金魚ちゃんたちは一旦はバケツへ移してブク

ブクを投入 しばし待機していてもらおう

今うちにある空き水槽、15センチプラケースが1個、30セン

チガラス水槽が1個、45センチアクリル水槽が1個

15センチで3匹は鬼畜の所業、30センチで3匹は……

とゆうかホームセンターでシミュレーション済みで45セン

チ水槽一択だ

(うまい例えが出てこなかったわけではない)

45センチ水槽に水を作り(カルキ抜き)フィルターを設置

ろ過ボーイというよくみるやつだ、四角くてブクブクが出

てくるやつ、と迎えた季節が春先だったのでヒーターも入

れておく準備は出来た 水合わせを始める

水合わせをする意味は水質の急激な変化によって金魚にダ

メージを与えないためだ

金魚もそこまでデリケートってわけでもないが

まじり金魚だろうが、和金だろうが、琉球だろうが、ピン

ポンパールだろうが個体によって様々で、比較的強いとさ

れている和金も水合わせなしでドボンして星にしてしまう

なんてこともあるかもしれないし

超デリケートなピンポンパールもドボンしてもピンピンし

ている、なんてこともあるかもしれない(やる人いないと思

うけどね)

ま、やるに越したことはないって感覚で私は毎回水合わせ

をしている

私がしている水合わせ方は「点滴法」である

その名の通り点滴なみの遅さで水を滴らせ少〜しずつ我が

家の水質に合わせていく

1時間〜1時間半くらいかけて水質を合わせていく

新しい金魚を新しい水槽で早く泳がせたい!

が、アクアリウムにおいてせっかちは何の役にも立たない

むしろ害しかない 百害あって一理なしである

待つところを辛抱強く待ってていれば後は本当にスムーズに

いく 元々せっかちだった私はアクアリウムを通して「待つ

」ことの大切さを身をもって知った


そう白点病バイオハザードは私のこの「せっかち」な性格

が引き起こしたと言っても過言ではない過言ではないとい

うか確信犯である

水合わせを辛抱強く待って新しい水槽へgo

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うん、なかなかよいではないか

金魚の状態も良く、背ビレもピンと立っていて

販売時、色んな金魚にぶつかったのであろう ヒレが裂けて

るくらいかな?病気よりは怪我が目立つかな

この水槽はトリートメント水槽と言われる役割を果たす

ようはしばらくの間様子見水槽みたいなところだ

金魚ちゃんたちにこの環境に慣れてもらって安定してもら

いあわよくば本水槽の金魚4匹たちと合流させるつもりだ

当時の金魚たちはまだ小さかったので60センチで7匹でも

ギリギリ行けるかな?ってくらいだった

当然生涯60センチで7匹は過密になってしまうので

おいおい分けるつもりだ

そして毎日水替えの日々が7日間続いて内心

「本水槽なら水質も安定していてバクテリアもたっぷり

繁殖してるから、こんな毎日水替えしなくていいんだよな

ぁ〜」という思いがよぎってしまう



次回「せっかち&根性なしで病気にさせる飼い主〜白点病

バイオハザード〜」

また読んでくれよな(うざっ)

金魚の風邪 白点病

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金魚を飼い始めて一年くらいたった頃だったと思う

その時飼っていたのは4匹のまじり金魚

水質もすっかり安定してきたし、かわいい金魚の観察は怠

らなかったせいもあり病気という病気は運良く発生してい

なかった。

新しい仲間はいつでも歓迎だ

金魚を迎え入れるにはそれなりの準備が必要になる

ふらっとホームセンターなんかに寄って一目惚れして買っ

て帰ってくるなどと言語道断である(自分ルール)

金魚を迎え入れるためには「水を作っておく必要がある」

この「水」というのは、水道の蛇口からバケツに汲んでカ

ルキ抜きしたもの、ではない。いわゆる「飼育水」と言わ

れるものなのだが初めて金魚を飼育するときには必要だが

金魚を追加するときには別にそこまで気にしなくてもいい

のかもしれない

既存の水槽に追加するなら飼育水は既に出来上がっている

ので不必要だし、新しく水槽を立ちあげてそこで飼育する

つもりなら飼育水を育てるところから始めなければならな

金魚を育てる前に水を育てるのだ。それはすなわち

バクテリアを育てる」と言っていい

アクアリウムって奥深くて面白い

何年たっても「なぜ?」が終わらない

大きな自然のろ過サイクルを小さな水槽で実現させようと

しているのだ、そりゃいつまでたっても「なぜ?」は終わ

らない 生物を相手に全て把握なんて出来るわけないが

なんとかして水槽に自然を表現しようとしてる




話がずれにずれたが

私もご多分に漏れず、ふら〜っとホームセンターに寄り

金魚3匹を買って帰ってきてしまった

悩んだ凄く悩んだ。でも、まじり金魚がなかなか販売され

ない地元のホームセンターにめちゃかわいい金魚ちゃんた

ちがところ狭しと、うじゃうじゃうごめいていたら買って

帰るしかないのだ

それに「毎日水替え」という奥の手がある!

ええい、ままよ


こうして私は何の準備もされていない我が家へと帰るので

あった

これが今だかつて経験したことのない(そもそもそんなに

アクアリウムやってないが)未曾有の白点病バイオハザード

へと繋がるのであった



続く

高齢者マーク

高齢者マーク マグネット2枚組

いつもの仕事帰り、車で帰宅途中一台の車とすれ違う

高齢者マークを付けた軽バス

高齢者マークを付けている高齢者ドライバー、私は好きだ

なんというか客観的に自分をみれていると言うか、そうゆ

う感覚に疎くない感じに好感が持てる

高齢者マークさえ付けていれば マイペースにノロノロ走っ

ていようが、ウィンカーつけっぱなしで走っていようが、

寛容になれる!許せるのだ

マークさえついていれば「お年寄りが運転してるんだな

私も気を付けて運転していこう」なんて考えもできる

例えばマークがついていないとすると

「この車はなんでこんなにチンタラ走ってんだ?」

「ちょまってよウィンカーつけっぱなしで走んなやっ!

曲がるかと思ったじゃねーか危ねーなっ!」

となりますね。

高齢者マークがついてさえいれば、自分の知らないところ

でこんな暴言を吐かれなくて済みます。

交通ルールとか運転技術の問題ではなくて、自分の年齢に

対する世間からの視線を敏感に感じ取ってくれているのが

やっぱり素晴らしいと思う。

高齢者の割合は高いはずなのに高齢者マークを付けた車と

はなかなかすれ違わない

今日は珍しく意識高い系の高齢者とスレ違って高揚感に浸

った。のもつかのま

高齢者マークを付けている位置である

運転席側右下ちょい上よりのフロントガラスに付いていた

内側に付けるタイプのやつだ

ビヨンビヨン揺れているではないか

「邪魔じゃない?ねぇ邪魔じゃない?」

「運転しにくくない?てか危なくね?」

と車の中で一人突っ込みを入れていた

高齢者マークさえ付けていれば寛容になれると思っていた

私の中のルールが破綻した瞬間であった。

なんとなく違和感があって、その軽バスが印象に残ってい

たが、若い人の車でもダッシュボード上に視界狭くね?っ

てくらい人形を詰め込んでいる人もいる

現に私の友人がそうなのだか

ピカチュウがところ狭しと並べられている、現在はどうな

のか分からないが、あの車を見たときの衝撃はなかなかの

ものだった

「邪魔じゃない?ねぇ邪魔じゃない?」

「運転しにくくない?てか危なくね」

と友人にツッコミをいれたものだ。