金魚の腹水症 治りませんでした。
初めに
私は2016年6月からアクアリウムと言う分野に手を出し始めた。
1番最初に飼育し始めたのは熱帯魚だ。
アカヒレ、プリステラ、ミナミヌマエビと言う、いずれも素人にはうってつけの強い生体たちだ。
もちろんそれが分かっていたから彼らから始めさせて頂いた。パイロットフィッシュと呼ばれる彼ら(ミナミヌマエビは単純にタンクメイト)。
30㎝のガラス水槽に外掛けフィルター、吸着系と呼ばれるソイルなんか用意して水草も全て陰性で揃えた。
初の熱帯魚水槽の立ち上げだ。
強い生体たちに無理のない飼育環境。初水槽立ち上げで生体を落とさなかったのは御の字だ。
数日たった朝、魚たちに挨拶をすますと、おや?小さなエビがツマツマしているではないか。
あれは本当に嬉しかった。間違っていなかったんだね、と言う安堵もあって旦那に報告しに急いだ、彼もまた大喜びしてくれた。理解のある彼には、いつもいつも感謝しかない。
私がいきなり「熱帯魚を飼育したい」と宣言した時も否定なんかしないで、受け止めてくれた。
熱帯魚のことで悩んでいて彼に相談すると親身になって話を聞いてくれ、出来る範囲手助けしてくれる。
私が今こんなに趣味に没頭できているのは、すべて彼のおかげ。
私が今こんなに自分の生命維持に関係のないことに悩めるのは、心の平穏、彼がいるおかげ。
そんな彼にも私の熱帯魚熱が伝染したのか、ヤマトヌマエビの水槽を立ち上げるそうだ。
30㎝ガラス水槽にソイル、そしてモスを爆殖させたいらしく二酸化炭素の添加まで始めた・・・(ペットボトルの発酵式のやつ)
男と女の違いなのか単純に性格の違いなのか、スタートは大体私で後から来た彼が凄い勢いで追いついてきて一気に抜かし去り、私の追いつけないところまで行き切ると一気に熱が冷めてやめてしまう。
私はたらたら低空飛行を続けてる。今も低空飛行を続けている。
上昇気流があったら乗ってもいいかな、でもここでいいや。って感じだ。
低空飛行が続けられる範囲の生体数で水槽も全て手入れできる範囲で楽しんでいる。
金魚に手を出し始めたのが熱帯魚を始めて2週間後くらい。
もともと金魚は飼うつもりだったので。最初は2匹。
ここらへんでネオンテトラの追加に伴って熱帯魚水槽を30㎝から60㎝へ引っ越し。
それからしばらくして、グリーンテトラの追加・・・アクアリウムの沼にはまりつつある。
そしてさらに金魚の追加。3匹追加。
今回はこの3匹の金魚のお話・・・ここまで長すぎ
3匹のミックス金魚
金魚を追加しようと思ったのは、最初の2匹の金魚のうち1匹を死なせてしまい、その原因は水槽の狭さにあった。
素人のくせに20㎝のプラケースで飼育し始めてしまい、水質の悪化、ストレスからのケンカ、死なせるべくして死なせた。
1匹になってしまってから今更60㎝水槽へ引っ越し。
そのため飼い主の都合で申し訳ないが、1匹では寂しそうだし殺風景すぎた。
3匹の追加。60㎝水槽にぷりぷり泳ぐ小さな4匹の金魚。
このうち現在まで生き残っているのは2匹だけ。
1匹は体の側面に出来物?みたいなものができて腫瘍だとか、ポックス病だとかどちらとも違っていて何もしてあげられなかった。
気休めの塩水浴だけ。多分内蔵がやられていたと思う。自分のしたフンを普通に食べていたから。
本当に美しい金魚だったから悔しかった。あの美しい生命が絶たれるなんてもったいなかった。
2017年9月26日。たったの1年3ヵ月。ごめんね。金魚ちゃん。
2匹めは腹水症。(多分)
腎不全による腹水症だと思う。
最初気付いたときは「なんか膨れた?」松かさの初期症状と思い隔離を開始した。丸手の金魚なので難しい・・・
グリーンFゴールドリキッドで薬浴。
日に日に大きくなっていく腹。
グリーンFゴールド顆粒へ変更。
調べていくうちにこれらの薬は内蔵には効かないらしい・・・
パンパンの腹、腹水に押されてなのか鱗まで逆立ってきた、松かさ病の併発。
視点を変えてみて松かさ病にはエプソムソルトなるものがいいらしい・・・
体にたまった水を排出する手助けをしてくれるらしい
エプソムソルト浴開始。
もう本当に腹が、いや、体が腹水でぱんぱんなのだろう、両目まで出てきてしまった。なんてかわいそうなんだ・・・
ポップアイの併発。
やはり腹水症をなんとかしなければ・・
内臓まで届く薬。パラキソリンF購入。(薬のエサ)
薬にグリーンFゴールド顆粒をしみ込ませた手作りのエサも与えていたが効き目を感じていなかったからだ。
来るところまできた。
こんなにパンパンになっても健気にエサくれしてくる。絶対に助ける!
エプソムソルト浴とパラキソリンFを始めて少し進行が遅くなった。
でも治らない。
- 2019年5月3日 病気の発見。隔離。
- 2019年5月6日 0.5%塩水浴とグリーンFゴールド浴。
- 2019年5月9日 手作りの薬エサ開始。
- 2019年5月14日 薬を抜いて、0.5%塩水浴のみ。
- 2019年5月25日 0.5%塩水浴とグリーンFゴールド浴再開始。体に血走りが見られる。
- 2019年5月29日 パラキソリンF投与開始。0.3%塩水浴(エプソムソルト浴に向けて)
- 2019年5月31日 0.03%エプソムソルト浴開始。
- 2019年6月6日 普通のエサに戻す。
- 2019年6月8日 0.04%エプソムソルト浴。
- 2019年6月19日 パラキソリンF再投与。
- 2019年7月13日 腹が急に大きくなってきた。
- 2019年7月15日 転覆。
- 2019年7月16日 永眠。
水換えは3日に1回のペースで。
7月15日の転覆を見て
来るとこまで来たと思った。
もう腹水を抜くしかない。
肛門から刺して腹膜へ、金魚の解剖図とか図鑑とかみたけど、はっきり言ってよく分からない。
でも、やるしかなかった。
まず注射器を買わなければ。
とりあえず一番細いやつ、針が届き次第 旦那さんがやってくれると言う。ありがとう。私にはできそうもない・・
しかし次の日ジュニアは動かなかった。
まん丸でぷりぷりで可愛くて平和主義のジュニア。
寝方にくせのあるエンターテイナーのジュニア。
ごめんね。いろいろやってみたけど、ジュニアに辛い思いをさせただけだったね。
ゆっくり休んでね。大好きだよ。ありがとうジュニア。
ジュニアはモーちゃんに瓜二つで、体が一回り小さかったからモーちゃんのジュニアだね、ってつけた名前。
モーちゃんジュニア。
入浴剤としても売られています。
成分は硫酸マグネシウム100%をご購入下さい。