isakosanの働きたくない金魚日記

働きたくないので働かなくて済む方法を模索中です。

金魚ちゃんという名前の金魚ちゃん ②

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約5年間の沈黙を経て、2016年6月我が家へ金魚ちゃんを

お迎えする (そんなに壮大なことでもないのだが)

過去にも金魚は飼育したことはあったが、今回の子のような

いわゆる丸手の金魚を飼育するのは初めてのことだった

出目金みたいな、体型が丸っこい形の金魚だ

この丸手の金魚は普通の和金の金魚に比べて、水流に弱いだ

の、泳ぎが苦手なので和金との混泳はNGだの、転覆病にな

りやすいだの、気を付けることがやたら多い

根本的に体が丸っこくてヒレがビラビラ系なので

「泳ぎが苦手」って金魚としてど〜なの?って思うかもしれ

ないが、仕方ないのだ

人間の観賞用のために掛け合わされた結果なのだ

我が家に今いる しろちゃん って子はとにかく転覆する

ヒレが全体的に薄い?気がして推進力のかけらもない泳ぎ方

をする、その原因は美しすぎる尾ビレだろう

ヒラヒラのビラビラで大きな尾ビレは彼自身持て余している
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でも、ごめんね、やっぱりキレイだわぁ〜

こんなにキレイでも「琉金」って名前はもらえないのだ

3匹1000円の「まじり金魚」として世に流通している




そう、初めてお迎えした金魚も、その「まじり金魚」だった
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名前は、初めての金魚だったので安直に「金魚ちゃん」

赤と白がメインで墨を垂らしたようにきれいに黒が入ってい

る、ウロコは「透明鱗」と言われるもので、ウロコに光沢が

ない スケスケのウロコをしている

両目とも黒目で左側の目の上には眉毛みたいに墨が入ってい

る なんとなーくだが猫背?気味 気性は荒め とにかく美しい


金魚ちゃんを連れて帰ったその日から「水質問題」に直面す

何を思ったのか知らないが20センチのプラケースで金魚を

飼育していこうと思ったらしい(当時何で20センチのプラケ

ースを準備していたのか覚えていない)20センチと言う極狭

の環境でアクアリウム初心者が水質を管理できるわけもなく

日に日に金魚ちゃんの元気がなくなっていく

金魚の健康のバロメーターとも呼ばれる背ビレ

ピンっと立っていれば健康、ヘナっと閉じていれば何かしら

の体調不良のサイン

金魚ちゃんに毎朝挨拶する、背ビレはいつも垂れていて

底でじっとしている

明らかに健康ではない

ネットで調べてみると酷似しているものがある、それは

アンモニアによる水質の悪化」が原因によるもの

アンモニアは主に金魚のフンやら尿からなるもので金魚にと

っても毒なわけで、そんなものが充満している環境で健康で

いられるわけがない

水質を維持するためにろ過フィルターを設置するわけだが、

初めのうちろ過フィルターが使えるのは「物理ろ過」だけ

金魚のフンをフィルターを使って物理的に除去するって感じ

だ 今うちに必要なのは「生物ろ過」なるもの

アクアリウムをやっている人には耳にタコって感じだと思う

が、おさらい

アンモニア(毒 大)をとあるバクテリア亜硝酸(毒 中)に分解

し、さらにその亜硝酸をまた別のバクテリアが硝酸塩(毒 小)

へと分解して毒性の低いものへ変えていく 硝酸塩も蓄積し

ていくので「水替え」と言う作業によって排出して水槽の水

質を保っていくわけだ

うちに足りないのは「ろ過バクテリア」だ!

そんなの当たり前だ、YouTubeで予習はばっちりなのだから

約1ヶ月かかると言われている水槽立ち上げ(バクテリアが増

殖すること)を1週間に縮めて金魚を導入したのだから自業自

得である、被害を被ったのは金魚ちゃんなのだが…



新人アクアリストの秘密兵器「バクテリアのもと」を投入

これは賛否両論あるのだが、そのときは藁にもすがる思いだ

ったのであろう、お試しで付いてきたバクテリアのもと一袋

を全部投入してやった

この「バクテリアのもと」いかにも怪しい商品だ

効くって言う人もいれば全然効かないって人もいる

ちなみにだが、我が家にはどんぴゃだった!

バクテリアの種類が我が家の環境にぴったりだったのだと

思う

絶対立ち上がっていない水槽だったし、投入した次の日から

水はピカピカになった

そして金魚ちゃんもピンピンしているではないか

今回ばかりは「バクテリアのもと」様々であった

あのピカピカした水と金魚ちゃんのピンっと立った背ビレ

を見たときは本当に嬉しかったし奇跡としか思えなかった

水の大切さを改めて実感したときでもあった

私は金魚の体で一番好きなところはヒレで、特に背ビレ

やっぱり美しいってのが一番なのだが

美しい背ビレを見るためには金魚が健康でなければ見るこ

とができない、だから背ビレが一番好きなのだ

あのときの金魚ちゃんの背ビレは相当美しいものだった



次回「金魚ちゃん60センチ水槽へお引っ越し」
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