isakosanの働きたくない金魚日記

働きたくないので働かなくて済む方法を模索中です。

金魚の風邪 白点病④

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ふらっと立ち寄ったホームセンターで一目惚れしてしまった

金魚を買って帰ってしまい白点病バイオハザードを引き起こ

してしまった話の続きです。


我が家に元々いた子たち60センチ本水槽4匹のまじり金魚、

30センチガラス水槽の琉金1匹、そして今回のニューフェイ

ス2匹のまじり金魚と1匹の朱文金である。

どうやら観察期間が短すぎたようで時期尚早にニューフェイ

ス金魚たちを本水槽に移してしまい、いじめられ、ストレス

フルの状態になり抵抗力の低下から白点虫爆繁、白点病にな

る。本水槽からニューフェイス金魚たちを元いた45センチ

トリートメント水槽に戻すも時既に遅し。

本水槽の金魚たちにも白点を確認。

この時「ついでに合流させちゃえ作戦」に巻き込まれた

30センチガラス水槽の琉金にも、もれなく白点がつく。

3本の薬浴水槽が誕生した瞬間であった

早速治療を始めていこうではないか

まずは一番被害のある45センチトリートメント水槽からだ

個体差はあれど本当に全員に白点がついている

こんないかにもネットとかに載ってそうなお手本みたいに

きれいに白点がついているのは始めて見た

特に酷かったのはオレンジ色の金魚ちゃんである

次に白色の金魚ちゃん次が朱文金といったところだ
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(ちなみに上の画像は病気になる前です)

やっぱり朱文金として売られてたくらい血が濃い?と言えば

いいのか犬で言えば血統みたいな?病気に強かったりするの

だろうか?治りが一番早かったのもこの朱文金だった

(犬だったらミックスのほうが強いなんて言われるけど)

とにかく治療だ

私が使ったのは定番のグリーンFリキッドと呼ばれる

お魚専用のお薬だ ホームセンターでも金魚や熱帯魚を販売

しているところなら大体置いている定番中の定番だ

その薬と併用するのをオススメされているのが

「塩水浴」と言われるもので 要は金魚を飼っている水に塩

を入れる という昔ながらのやり方だ

そういえば実家でも金魚(和金)を飼っていたのだが、調子の

落とした金魚を洗面器かなんかに移して祖母がおもむろに

大量の塩を入れていたのを思い出した

復活したかどうかは定かではないが、この治療法は本当にあ

よく言われているのが0.5%の塩水浴

浸透圧の関係で塩の濃度をそれくらいにしてやると 金魚の

浸透圧調整の援助が出来て 体力の温存が出来る

浸透圧調整に持ってかれるエネルギーを病気の治療にまわせ

る という具合だ

あと塩には殺菌効果もあるらしいのでそちらにも期待して

お薬との併用が進められている(薬によっては塩水浴NGも

多々あるので薬の注意書きは隅からすみまで読むべきだ)

薬浴と塩水浴との併用を始めるわけだが

薬も塩も適量一気に入れれば後はOK と言うわけにはいかな

徐々にならしていく必要がある、特に塩

薬は気持ち少しずつ入れればいいかな?って思っているが

塩に限っては1日に何%あげてくかってレベル

私は2日で0.5%にしましたね、人によっては早過ぎたり

遅すぎたりするんでしょうけど、我が家の金魚たちは耐えて

くれました

ついにお薬を入れていく45センチトリートメント水槽に

グリーンFリキッド約25ml 我が家にはちょうどいいサイズの

シリンジが各種あったのでそれを使用

シリンジがちょうど家になくて今すぐ必要って場合(普通は

ない)ホームセンターのアクリル板売場に行けばあるはず

アクリル板の接着剤をシリンジに入れて使うらしく一緒に陳

列されていることが多々ある

薬を入れて塩水濃度も0.5%にしヒーターは元々入れていた

ので、水温の急激な変化の心配もなし、金魚たちには申し訳

ないが薬浴中は基本エサ切りなので ただただ堪え忍んでも

らうしかない

塩水の劣化は早い できれば塩浴中は水全替え 劣化した塩水

を水槽に残さないのがベストらしいが 金魚の移動は私に

とっても金魚たちにとっても負担になる

水替えの頻度は3日に1回、金魚たちの背ビレが水面から出

ない浅さまで水を抜き、約10リットル入るバケツに

水温を合わせた水、カルキ抜き材、塩50g、グリーンFリキ

ッド約10mlを入れてよく撹拌 、サイフォンの原理を使って

少しずつ水槽に水を入れていく

これを3本分3日に1回やっていく

塩は金魚を飼うにあたって必要になるので「漬物でもつける

のか?」レベルの5キロの塩を持っているから安心だったが

お薬がすぐに無くなってしまう、結構高かったりする

我が家に元々あった100mlの薬は最初の投薬で無くなり

初めて200mlの薬を買ってきた

多分最終的には200mlを1本使いきって2本目を少し使ったあ

たりで薬浴が終わった気がする

薬浴中はそっとしといてあげたい私は基本薬浴中は水槽に

バスタオルなんかを掛けて外界から遮断してやる

バスタオルの掛かった水槽が3本

実に異様な光景である

この光景は約2週間ほど続く、それにはわけがあって

白点虫の繁殖サイクル?みたいなものの関係で

金魚の体についた虫と白点虫の卵には薬は一切効かないから

だ 薬が効くタイミングというのが金魚の体から離れて浮遊

しているタイミング なんでもそのサイクルが5〜7日ごとに

訪れるらしい、なので念のために2週間の薬浴

金魚についてる白点もそれ自体が虫とか何かではなくて

白点虫にイタズラされてできた出来物みたいな感じだ

なので水替えのときに気付くのだが特にトリートメント水槽

(底砂を敷いていないため)金魚からポロポロ落ちた白点が

転がっている、それを吸い取ってるとき「あぁ治ってきてる

んだな」と思うが そこで投薬を止めると白点病は終わらな

い 白点虫のサイクルに合わせて何とか2週間続けてみて欲し

い この水替えの作業はとても楽とは言えない

でもみるみるよくなっていく金魚たち

長い時間をかけて育ててきたバクテリアはほぼ全滅したが

金魚たちはなんとかこの白点バイオハザードを乗り切ってく

れた

一番被害甚大だった45センチトリートメント水槽の画像し

かなくて 60センチ本水槽や30センチガラス水槽の金魚ちゃ

んたちも頑張ったのだが、それどころではなかったのだろう

記録に残していない

とにかく45センチトリートメント水槽の子たちの記録しか

ないのだが最後に復活劇を見てやって欲しい

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これはこのブログ冒頭の画像とまったく同じ
とにかく一番酷い時期 ちなみに5月18日

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尾ビレを見てもらうとわかりやすい
白点が取れてきている
顔の辺りをみて欲しい黒ずんでいる
多分「白雲病」の治りかけ この黒ずみは人間でいうかさぶた みたいなものらしい

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白点はほぼ取れてきた 5月20日

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ここまでくれば安心だろう
実は45センチ水槽をついたてで3等分して分けていた
それぞれ個室のようにしていたのだが
この頃にはついたても撤去しているので そろそろ終わりが見えてきたところだろう 5月25日

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薬も抜けて
これで普段の生活に戻ることが出来た
エサも与えている頃だと思う
オレンジの金魚ちゃんのかさぶたが何とも痛々しい限りだ
6月4日

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ここまでキレイになりました
ちょびヒゲみたいで可愛い ちなみに6月25日

本当によく頑張ってくれた

約1ヶ月に渡る白点病バイオハザードとの激闘

最後は駆け足になってしまったが

これから金魚を飼おうと思っている人、飼っているけど白点

病を発生させたことがない人、白点病経験者

いずれかの人のお役に立てたら幸いです

金魚飼育にはこんな一面もあるんだなぁ〜程度で構いません

ので、病気は発生させないのが一番です

そのためには日々の観察をおこたらず早期発見早期治療です

病気さえしなければ金魚は長いパートナーになってくれます

よきアクアライフを

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました

それでは次回の記事でお会いしましょう

ごきげんよう
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