水槽の立ち上げと言うパワーワード~初めての水換え~
初めてのおつかい、ではなくて こちらは初めての水換えでございます。
水槽のセットを終えて、生体の導入まで滞りなく終えた皆々様。
大変お疲れ様でした。あとはゆっくりコーヒーでも片手に水槽鑑賞会でも開催いたしましょう。
・・・と言いたいところですが
申し訳ありません。悲報でございます。
ここからが本番です
水と向き合っていく毎日が約30日ほど続きます。
そうです、いわゆる「水槽を立ち上げる」作業の本番に入るわけです。
水槽立ち上げとは?
1. 水槽をセットする
2. 生体の導入
3. ろ過サイクルの完成
4.定期的なメンテナンス
5. 安定した水質
5までもっていくのが「立ち上げ作業です」
そして「ろ過サイクルの完成」に約30日かかります。
ろ過サイクル完成に必要なもの
- 立ち上がっていない水槽(何本でも可)
- 生体(できればパイロットフィッシュと呼ばれる強い生体)
- 水換えセット(バケツ、カルキ抜き、砂利クリーナーみたいなホース、バスポンプ←無くても可、あると天国)
- 飼い主の根気
- 時間(ここ重要です)
以上です。
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まず、初めて水槽を立ち上げる人は水量がある水槽がおすすめです。(30㎝は欲しい)
そして、最初から多くの生体を飼わないことです。(できれば、1匹から初めて欲しい)
これらはすべて、生体によって発生する「アンモニア」に関係します。
アンモニアは生体にとって猛毒です。
この猛毒は生体のフン、尿、腐った(溶けた)水草、食べ残しのエサ から発生します。
なので、ある程度水量があったほうがアンモニアが希釈されて猛毒が薄まる、という考えです。
しかし、希釈されているだけで蓄積はしていくので、人の手によっての水換え作業が必要になります。
水量も多くて、生体も少ないとこの作業は減らせます。
その逆は修羅の道で、水量もなくて生体も多い=毎日、水換え それでも足りなくて生体が☆になるかも・・
生体にとっても飼い主にとっても負担です・・・
でも残念なことに初心者の人がやりがちなのが、修羅の道です。
かくいう私も経験済みで、20㎝の極狭水槽に金魚2匹ぶっこんで、1匹を☆にしてしまいました。
皆さんにはこんな経験して欲しくありません。
生き物を飼育していく上で下調べはとても大切です。
そして素直に言うことをきくというマインドもかなり重要です。
なのでアクアリウム初心者のあなた・・・
水槽の大きさ足りてますか??
生体の数、多すぎませんか??
これを守らないと毎日の水換えがつらいです・・・いえいえ
つらいのは無知なあなたに無責任に飼われる生体たちです。
水量を確保しつつ生体数も抑えてスタートさせれば水槽の立ち上げの難易度も下がります。
ろ過サイクル完成まで何がつらいのか?
それはアンモニアにつきます。
毎日水換えをしてもアンモニアが出続けます。
生体の尿やフンからなので、そりゃそうです。
水換え、水換え、水換えをしましょう。この作業が大体30日間続きます。
生体も水槽を立ち上げるために少ないエサで頑張ってます(アンモニアを抑えたいのでエサは少なめ・・・)
少しでもサボると生体がアンモニア中毒をおこします。放っておく死んでしまいます。
可愛い生体のことを思ってもうひと頑張りです!
そして急にアンモニアが検出されなくなる日が来ます。
おめでとうございます。ろ過サイクルの完成です。お疲れ様でした。
今度こそコーヒー片手に水槽鑑賞会を開きましょう。
立ち上がった水槽の美しさはえげつないです。
水道水の透明度を90%とするなら
立ち上がった水槽の透明度は120%です。
も、ピッカピカです。水が輝いてます。
約1か月に及ぶアンモニア地獄を乗り切った結果です。
その美しい水槽はあなたの努力のたまものです。
もっとみんなに自慢すべき忍耐です(と言って自分で自分を褒めたい・・・)
ひと段落ついたら・・・